「送る」を韓国語で|보내다・부치다・붙히다の違いと使い分け
「보내다」と「부치다」,「送る」を表す韓国語は2つあります。
今回は2つの違いと使い分け、また覚えておくべき単語「붙이다」についても学びましょう。
目次
送る「보내다」と「부치다」
送る①
ポネダ
보내다
보내다は日本語の「送る」と同じく、幅広い意味で使われています。
物を送る、人を送る、メールを送る、視線を送るなど。
ウェグゲ サヌン アドゥレゲ キㇺチル ボネッソヨ
외국에 사는 아들에게 김치를 보냈어요.
外国に住んでいる息子にキムチを送りました。
ムンチャ ボネンヌンデ バッソ
문자 보냈는데 봤어?
メッセージ送ったけど見た?
- 선물을 보내다
プレゼントを送る - 사람을 보내다
人を送る - 시간을 보내다
時間を送る(過ごす)
- 언제 보냈어요?
いつ送りましたか? - 문자 보낼게.
メール送るね - EMS로 보낼 수 있어요?
EMSで送れますか? - 못 보냈어요.
送れませんでした
送る②
プチダ
부치다
「送る」を表すもう1つの言い方が「부치다」です。
편지나 물건 따위를 일정한 수단이나 방법을 써서 상대에게로 보내다
手紙や物などをある一定の手段や方法を使って相手へ送る
부치다は一般的に手紙をポストに投函したり、荷物や小包を郵便局や宅急便を利用して送る時に使います。また「送金する」も부치다を使うことができます。
ミググロ チムㇽ ブチョッソヨ
미국으로 짐을 부쳤어요.
アメリカへ荷物を送りました
ソンムルㇽ テㇰッペロ ブチョッタ
선물을 택배로 부쳤다.
プレゼントを宅急便で送った
- 짐을 부치다
荷物を送る - 편지를 부치다
手紙を送る - 소포를 부치다
小包を送る
- 같이 부쳤어요.
一緒に送りました - 부쳐 줄까?
送ってあげようか?
보내다と부치다の違い
2つの単語をおさらいしましょう。
- 보내다は「物・人・時間・メールなどを送る」
- 부치다は「手紙や物を郵便/宅急便などで送る」
小包を送る
소포를 보내다 ○
소포를 부치다 ○
人を送る
사람을 보내다 ○
사람을 부치다 ×
合図を送る
신호를 보내다 ○
신호를 부치다 ×
お金を送る
돈을 보내다 ○
돈을 부치다 ○
붙이다
プチダ
붙이다
貼る、つける
はい、また似たような単語が出てきました。しかも発音が부치다と同じです。こうなったら一気に3つ覚えてしまいましょう。
붙이다は「シールやポスター、切手などをどこかに貼る」、また「火をつける」も「불을 붙이다」と言います。
ポントゥエ ウピョル ブチョッソヨ
봉투에 우표를 붙였어요.
封筒に切手を貼りました
- 스티커를 붙이다
シールをはる - 풀로 붙이다
のりではる - 벽에 포스터를 붙이다
壁にポスターをはる
- 이것도 붙여요?
これも貼りますか? - 이것도 붙여 주세요.
これも貼ってください
붙이다と부치다の違い
2つの違いについてまとめてみましょう。
発音はどちらも[부치다]
- 부치다は「手紙や荷物、お金を誰かに送る」
- 붙이다は「どこかに何かを貼る、くっつける」
ウピョル ブチョッソヨ クリゴ ピョンジル ブチョッソヨ
우표를 붙였어요. 그리고 편지를 부쳤어요.
切手を貼りました そして手紙を送りました
붙이다と부치다を反対にしてみましょう。「우표를 부쳤어요.그리고 편지를 붙였어요」
これだと「切手を送りました。そして手紙を貼りました」になってしまいます。
クイズ
正しいものを選びましょう。
- 이메일을 (부쳐요/보내요).
- 짐을 한국으로 (보냈어요/부쳤어요).
- 수첩에 스티커를 (부쳤다/붙였다).
- 우체국에 가서 이 소포 좀 (부쳐 줄래/붙혀 줄래)?
正解はこちら↓
イメイルㇽ ボネヨ
a. 이메일을 보내요.
EMAILを送ります
メールは「보내다」
チムㇽ ハンググロ ボネッソヨ/ブチョッソヨ
b. 짐을 한국으로 보냈어요/부쳤어요.
荷物を韓国に送りました
どちらも可能です。
スチョベ スティコルㇽ ブチョッタ
c. 수첩에 스티커를 붙였다.
手帳にシールを貼った
シールは「스티커(ステッカー)」
부치다だと「シールを送る」になってしまうので注意。
ウチェグゲ カソ イ ソポ ジョㇺ ブチョジュㇽレ
d. 우체국에 가서 이 소포 좀 부쳐 줄래?
郵便居に行ってこの小包送ってくれない?
「붙히다」という言葉は存在しません。ネイティブでもたまに붙히다と書く人がいますが、間違いです。
今回は「보내다」「부치다」「붙히다」について解説しました。間違って使っても、文脈でどういう意味か理解してくれると思いますが、やはりきちんと使い分けできたほうがいいですよね!
「부치다」と「붙이다」は発音が同じくややこしいので、しっかりと覚えておきましょう。